無職的な休日

外はからりと晴れて、夏の気配を感じつつあるけれども、自分をとりまく現状は泥の中にいるようである。

作業所が辛いので休みを増やしてみた。
やめようか考え中だが、やめてどうするという感じではある。
昼間家にいると親の機嫌はあまりよくない。
というか行っててもよくない。
就職して早く家を出ないといけない。
しかし簡単ではない。

ハロワのサイトをちらりと見たりしても、自分にできそうな仕事はなかなかない。
近所のイオンが常にバイト募集しているがよっぽどきついのだろう。時給1000円とか自分にしたら夢のような額だが店員の人はだいたい死んだような顔で働いてるのでやばいのだろう。
イオンはトップバリュとかはわりと安く、対人恐怖症には救世主ともいえるセルフレジがあるのでよく行くが、
働くとなるともしかしたらひどいのかもしれない。

まあ接客は無理だ。
工場もやばい。過去に何カ所か行ったが、とくに食品工場はやめたほうがいい。
車も乗れないので運転系もない。

もうYouTubeでも見ようかとなる。
しかし不快な動画が多くてイライラしてくる。
この動画を作ってる人たちは、人気がある人はすごい高収入らしい。変わった世界だ。

次に都会の女子高生のTwitterを見る。
まったく自分には関係ない人たちだが、
女の子の日常は見ていると癒される。
みんな似たような感じのことをしている。
見ていると底のない沼をのぞくような気になってくる。
作業所でも女の子の話をしている人がいる。男は、彼女ほしいとか言ったり、言わなくても心の内では気になるのが常だが、
女子というのは実際そんなにいいものではないという気はしている。
男も不毛だが女も不毛だ。人間は不毛だ。
変な方向に行きそうなのでもうやめておこう。

ニュースをみる。自分とのあまりの関係のなさに笑いが漏れる。
大企業のボーナスとか知らんがな。多数の人は知りたくもないような気がするが。
そういえば南海地震はいつ来るのか。ずっと待ってるのに。
来ても対処に困るが。

交通情報。電車は今日も普通に走っている。
鉄道の平常運行は、みんな普通だと思っているが実は本当に凄いことで、
これを守るためにすごい労力が払われている。
止まると責められるが何事もなくても誰も誉めてくれない。
なかなか報われない仕事と思う。やはり無職のほうがいい気がしてくる。

ネットをしていると目が疲れてくる。目を上げて窓を見るとこんなに世界は鮮やかだったのかと思ったりする。
便利なのか害悪なのかよくわからないのがネットである。
そしてまた現実の不安が戻ってくる。