携帯

自分の携帯はガラケーである。
iPhoneとかいうのを使ってみたい気もするが高すぎる。  
しかしもう4年が経ち、バッテリーが寿命を迎えつつある。機械のほうもいつまで壊れないか怪しい。
とりあえず、電池が切れると困る日は、AUKEYのモバイルバッテリーと100均の変換ケーブルを持ち歩いている。
なぜオウキーかというとアンカーより安かったからである。
スマホはないがモバイルバッテリーというものを一度体験してみようと。
usb給電のライトにも使える。中国製だが今のところ爆発はしなさそうである。

思えば自分の初めての携帯はA5302CAという代物だった。
カメラは31万画素でAFもなく、着うたとかムービーメールとかがもてはやされていた。
ネットも定額制はなかったので使いすぎたら請求がえらいことになった。
小さくて汚い画面でメールを打っていたのを思い出すと、あれはあれで豊かな時代だった気がする。
あの携帯で、初めて女の子とメールをしたものだった。その子とは自然とメールだけで終わり、それが最初で最後、自分はこの歳まで異性と交際したことはない。
あれはまさに自分の人生の最盛期をともに過ごした携帯であった。

まあ別に、異性と交際することが偉いわけではない。
高校生というのは体力や未来への希望、その他色々と輝かしい時期であるので、そういう意味で最盛期といったのである。
リア充云々という言葉もあるが、そんなのは放っておけばよい。
ちなみにその携帯は後にタンスケータイあつめタイとかいうのに出した。

たくさん電気を食うスマホよりガラケーのほうがいいような気がする。
まあ自分は友達もいないし金もないので、LINEもしないし課金や買い物もしないから、かもしれない。